イートンが重機および現場作業のための無線モバイル操作ソリューションに新たな製品ラインを投入
2020-08-17 HAIXUNPRESS
Eaton's new OMNEX Trusted Wireless™ controllers can remotely operate heavy machinery, such as vacuum trucks, tow trucks, concrete mixers and cranes.
August 15, 2020 08:34 AM Eastern Daylight Time
米ミシガン州サウスフィールド--(HAIXUNPRESS) -- パワー・マネジメント企業のイートンは本日、eMobility事業で新たな改善された製品ラインを登場させました。これは、重機および現場オペレーションのためのEaton OMNEX Trusted Wireless™モバイル操作ソリューションです。この900 MHzの双方向遠隔操作ユニットでは、鉱山、建設、農業、機関車、海洋市場など、過酷な環境で高価値の機材を無線で操作することが可能です。
「当社の次世代の堅牢な耐候型OMNEX無線コントローラーは、お客さまの意見を取り入れて設計されており、機材操作員の安全性と生産性が高まるなど、いくつものメリットをもたらします。全体的に当社は、競合他社と比べて常に優れていた信頼性と接続性に改善を加えました。このような領域での無線技術を今後も発展させていきます」と、イートンのeMobility事業プレジデントのスコット・アダムズは述べています。
建設現場では、吸引車、牽引車、ミキサー車、クレーン車など、無線コントローラーによる重機の操作が可能です。遠隔操作には、現場の人員数を削減でき、作業員を危険なエリアに入れる必要がないなど、いくつかのメリットがあります。この新しいユニットは最大到達距離が1650フィートあり、幅広い作業をプログラムできます。例えば、作業員はブームの機能を遠隔で操作したり、ミキサーを回転させたり、クレーンの上下動を行ったりすることができ、そのすべてが安全なところから可能です。無線コントロールは、画面表示、触覚フィードバック、発光ダイオードの発光パターンによってフィードバックを提供するようにプログラムすることも可能です。この機能を使用すれば、クレーンが完全に伸展した時に操作員にシグナルを送ったり、トレーラーの積載重量を表示したりすることが可能です。
本ユニットはイートン独自技術のサイバーセキュリティー・プロトコルが適用され、外部から信号を乗っ取られることを防止し、高度なコントロール・アルゴリズムによってフェイルセーフの操作が保証されます。各コントローラーはレシーバーを搭載した車両と接続するようにプログラムでき、レシーバーは遠隔操作する車両や機材の電子系統に設置します。
無線コントロールは、イングレスプロテクション・コード65、67(IP65、IP67)等級に準拠していますので、「防塵」であり、散水や連続的な水没に対しても保護されています。デザインも改良され、形状、フィット感、機能性が向上し、保持と操作が容易になっています。また、この新しい操作ユニットは、アップデートされた無線機能とリチウムイオン電池によって性能が向上しています。
イートンの新しい無線ラインアップは顧客に柔軟なソリューションを提供し、以下のモデルが用意されています。
ハンドヘルドTD110
ハンドヘルドTD1140(オプションでE-Stop付き)
ピストルグリップTD2100
小型ベリーパックTD3100
900 MHzの双方向無線遠隔操作ユニットだけでなく、2.4 GHz版も年内に発売されます。詳細はEaton.com/wirelessでご覧ください。
イートンのeMobility事業は、イートンの電動事業と車両事業の製品、専門能力、世界的製造能力を組み合わせて形成されました。イートンは、新しい製品と技術をさらに開発していく計画であり、これには、スマート診断、インテリジェント・パワー・エレクトロニクス、予測的ヘルス・モニタリング・システムが含まれます。さらに、世界的能力を強化し、乗用車、商用車両、オフハイウェイのお客さまにインテリジェントな電動化ソリューションを提供していきます。
イートンのミッションは、パワー・マネジメント技術とサービスを使用して生活の質と環境を改善することです。当社は、顧客による電気・油圧・機械式動力の効果的な管理を支援できる安全で効率的で信頼性のある持続可能なソリューションを提供しています。イートンの2019年の売上高は214億ドルで、175カ国を超えるお客さまに製品を販売しています。従業員数は約9万3000人です。
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