6年ぶり全町会みこしそろう 7日から「目黒のお酉さん」例大祭 担いだ経験ない中学生40人も参加

2024-09-04 HaiPress

地元の中学生が担ぐみこしに手をかける目黒不動前町会の二ノ宮啓吉会長=目黒区下目黒で

「目黒のお酉(とり)さん」として親しまれる大鳥神社(東京都目黒区下目黒3)で7、8の両日、例大祭があり、地元10町会のみこしがそろい踏みする。コロナ禍などもあって、全町会がそろうのは6年ぶり。その中の一つ、目黒不動前町会ではコロナ禍でみこしを担げなかった中学生にも加わってもらい、3基のみこしで祭りを盛り上げる。(佐藤航)

区内最古の神社ともいわれる大鳥神社では毎年、例大祭に合わせて各町会がみこしの渡御や山車の巡行を続けてきたが、2020年以降は感染対策で自粛が続いていた。昨年は各町会が規模を限定してみこしを出したものの、本格再開とはいかず、今秋の例大祭で全町会がそろい踏みすることになった。

コロナ禍前は、大人と小学高学年で大小2基のみこしを出し、中学生は参加してこなかった目黒不動前町会。今回は、戦前に作られたという小ぶりのみこしを出し、「大」「中」「小」の3基で繰り出す計画だ。これまで小学生が担いでいた「中」を中学生に担いでもらい、古い「小」を小学生に回すという。

今の中学生は小学高学年をコロナ禍で過ごしたため、みこしを担いだ経験がない。同町会の二ノ宮啓吉会長(86)は「祭りを楽しめないまま中学生になった子たちに、良い思い出をつくってほしい」と考え、地域の中学生に参加を呼びかけ、約40人が加わることになった。

少子化で子どもの数が減り、小学生だけで「中」のみこしを担ぐのが難しくなってきたところだった。中学生の参加によって3基のみこしを出すことができるこの秋。来年以降はどういう形になるか分からないが、二ノ宮会長は「子どもたちが伝統文化に親しめるよう考えていきたい」と話している。


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